‘易のはなし’ カテゴリーのアーカイブ

I Padが欲しいなり

2010年6月19日 土曜日

最近ちょっと忙しい。

今年の年筮で3月から8月までは、忙しいと出ていたが…。そういえばいっしょに体調注意も出ていた。気をつけたい。

いつもなら、仕事帰りに飯食いにいったり、飲んだりと、夜中に胃腸をいじめていたが、ちょっと遠慮してます。

なんなら、食べなくても問題ない。

古代中国では食糧難の問題もあり、脾胃を病むことが多かったようだが、飽食の時代はちょっと違うようだ。過剰栄養摂取は、たまに食事を抜くくらいでも調子よい。

仕事の疲れや睡眠不足、ストレスなど古代中国にはなかったものが現代人の悩みを占めている。

私は鍼灸の古典が好きだ。現代人の発想にはない魅力がある。古代中国に生きていた人が、その時代の状況から得た経験を記したのが古典だろう。なら、古典に書かれていることよりも、なぜそのような発想に至ったかというほうに、もっと見魅力を感じる。

その魅力を記した本が、『易經』だろう。発想法の本だから、読んでもすぐに鍼灸が上手になるわけでも、患者が増えることもない。でも、学びだしら面白くてしょうがない。いろいろわかってくると、鍼灸治療とは切っても切れないものになる。

以前小林会長に、易者として仕事をしてみたいと思いませんか、というような質問をしたことがある。そうしたら、鍼灸師を辞めて取り組まないといけない(くらいに大変)と言われた。恐るべし。

そんな会長の易についての講演が、今年の積聚会創立30周年記念大会で行われます。すでに申し込みが来ているとのことで、驚いています。

さて、タイトルのI Pad。内容とはいっさい関係ないことが、ここまで読んであきらかに(笑)。誰か買わないかなー。見たいなー。いじりたいなー。感想聞きたいなー。

『老子』その3

2009年3月7日 土曜日

第2章目の文章です。かなり意訳しましたが東洋的な価値観がよく表れていると思いません?私、大好きなんです。まぁ、『老子』ですから無為の「道(タオ)」について書かれているので当然といえば当然なのですが、「陰陽論」に置き換えて読むことが出来ます。

 

 

ここでは人の「好きと嫌い」「善と悪」「美しいと醜い」「長と短」「吉と凶」「健康と病気」などの判断は、二元的な対比で語られています。物事というのは比較することで価値が決まって、片方が存在しなければ、もう片方の価値が決まらないということです。

 

 

もし世の中に「頭のいい人」ばっかりだったら、有難味がないですよね。「頭の悪い人」がいることで初めて「頭のいい人」の価値が出てくるんです。

 

 

この後に「不言の教え」を説く聖人が登場します。

「ことば」というのはもの事を区別するために付けますが、こっちが陰こっちが陽といったラベルを貼るようなものです。

 

 

しかし万物のあり方は違います。人間の好悪に関係なく、ただ存在するだけです。

聖人も同じで、分別せずに「無為」で何も語らず教えを説くのです。

 

これはすなわち陰と陽の二元的な発想の奥に太極という本質が隠れているということです。dsc_0622

『老子』 その2

2009年2月21日 土曜日

この間の書き下し文を意訳してみました。

 

 

 

一番の美さを知っているのは醜いものだけである。

 一番の善いことを知っているのは悪人だけである。

 

 

だから・・・

 

「有る」と思うことと「無い」と思うことは比較することで理解できる。

 

「難しい」と感じることと「簡単」だと感じることは比較することで成り立っている。

 

「長い」物と「短い」物は比較することで形として現れる。

 

「高い所」と「低い所」を区別し、比較することで傾きがうまれる。

 

「音」と「声」を区別することで調和を知ることが出来る。

 

「前」と「後ろ」を区別することでどちらかに随おうとする。

 

 

このことから・・・

 

聖人は「何もしない」境地に達していて、ことばで伝えると物事を区別してしまうことを知っているから「不言の教え」を行う。

 

萬物はただそこに存在するだけで、ことばを何も話さない。

 

火山の噴火で山が出来ても「山が出来た!」と思わない。

 

太陽が草花を照らし育てても「育った!」とも思わない。

 

何か一生懸命努力をして成功しても、誇りにすることはない。

 

それは謙虚で誇らないのではなく、ただ行うのみである。

 

 

 

解説はまた来週・・・・。

 

易経

2009年2月19日 木曜日

やさしいと書いて易(えき)と読みます。古代中国人の英知と言われますが、もちろんやさしくはありません。

積聚治療の理解には必要です。先日行われた一泊研修会でもテーマの一つでした。みなさんにも読んでほしい。

でも、まずは『東洋医学講座第10巻経絡積聚治療編』『積聚治療 気を動かし冷えを取る』『病一口メモ』をしっかり読んでからですね。photoはー、勉強しないと…。

 

 

 

コロ助。赤い首輪を買ってもらう前。

『老子』 その1

2009年2月7日 土曜日

久しぶりに『老子』を読んでみた・・・・。

 

「天下皆美の美たるを知る、これ悪のみ。皆善の善たるを知る、これ不善のみ。

故に有と無と相い生じ、難と易と相い成り、長と短と相い形われ、

高と下と相い傾き、音と声と相い和し、前と後と相い随う。

これを以て聖人は無為の事に処おり、不言の教えを行う。

萬物ここに作るも而も辞せず、生ずるも而も有とせず、

為すも而も恃まず、功成るも而も居らず。

夫れ唯居らず、是を以て去らず。」

 

書き下し文なのでちょっと読み辛いかも知れませんが、『易』の発想法がよく出ていると思いませんか?皆さんならどう読み解きますか。

『積聚治療』2.疾病観の基礎(P1537)のところに「陰陽」と「太極」のことが書かれています。これを参考に読み比べてみてくだい。

また書き込みますのでそれまでに考えておいて下さいね。

 

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