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■ 積聚治療とは
積聚治療方式の疾病観は、人体を気の多重構造として捉え、その気のひずみや偏りという気の異常があらゆる病気をもたらすというものです。 生命ある人体は温かいものですが、何らかの理由で人体に気の異常が生じると冷えが生じると考えます。 冷えとは、感覚的な冷感はもちろんですが、筋肉の力の無い状態や機能の衰えも含みます。また逆に発熱などのように、異常に機能が興奮しているものもその深部に冷えがあると理解します。 気の異常の診断には腹診を第一とし、その腹部を調整する方法として腹部・背部の接触鍼、脉の調整と手順を踏み、治療の根幹である背部兪穴の施術へと進みます。 この腹部の気の異常を積聚と称します。背部兪穴を治療することによって腹部の状態が好転するようであれば、気の異常は解消される方向にあり、体の冷えは弱くなると理解します。 以上を基本治療と位置づけますが、体の冷えが弱くなることは体が温まることですから、これは病の状態が改善される力を得たことを意味していると見なすのです。 この基本治療でまだ気の循りが不十分であれば、必要に応じて若干の補助的手段を加えます。 積聚治療は、気の異常の調整を目標とする非常にダイナミックな治療方法です。 |